ショールーム襲撃

カタログマニア
 バスルームやキッチンなどの設備は色はもとより構成する要素が多岐にわたりハウスメーカーのショールームのサンプルを見ただけでは決められないのが正直なところです。なので私達はネットでメーカーのサイトを見てカタログを取り寄せることにしました。どのメーカーもWebでの申し込みから2日後にはカタログが届きます。はじめはバスルーム、トイレ、洗面台をということでINAXのカタログを取り寄せましたが、これに味をしめてカタログマニアと化していくことになります。これを書いている11月中旬現在我が家にはYKK-apなどをはじめとして本棚の一列を占領するかと思われる程のカタログがあります。これらを見ていると「こんなものまであるのか〜」と新たな発見をすることも多く結構楽しめますし、自宅での打ち合わせなどでも重宝します(Sさんもアテにしていたフシがある?)。問題があるとすれば知らなくていいことまで知ってしまい新たな出費のタネとなりうることでしょうか。

2003年8月25日
 郡山市にあるINAXとサンウェーブのショールームに行きました。東日本ハウスのショールームでの打ち合わせで、水回りの設備について一通り決めたもののカタログをみると様々なオプションもあるので「ほんとうにそれでいいのか?」という思いが残ります。ヨメとしてはキッチンの食器棚の実物を見てみたいという希望が強く、トイレ・洗面台に関しても納得はしていないようです。カタログの後ろを見てみるとINAX、サンウェーブともに郡山市にショールームがあることが判りました。住所をみると両者は非常に近いところにあるようなので、どうせなら・・ということで片道約2時間の道のりをとばしました。

INAX郡山ショールーム
 タレントの飯島直子さん(の等身大?パネル)がお出迎えです。応対に出てきたおねーさんに新築で東日本ハウスで話が進行中ということを話すと自由に見せてくれました。結構お客でにぎわっている店内にはユニットバスをはじめとして様々な設備が展示されていました。
 トイレはカタログをみるとPassoというシリーズがよさそうです。これは便座だけなので便器は東日本ハウスのオリジナル品(実はINAX製)との組合せも可能です。実物をみると人が近づくと自動で蓋が開く仕様のものもありますが、なにより便座周りがシンプルで掃除は楽そうです。蓋くらいは自分であけるので自動で開くタイプのものは要らないかなと。
 バスルームは人造大理石の最上グレードの浴槽がありました。さすがの質感ですが値段的には手が届かないので目の毒にしかなりませんでした。i-bath2003はデザインがモダンとトラディショナルの2パターンあって先の東日本ハウスとの打ち合わせではモダンの方を選択していたのですが、実物をみるとトラディショナルの方がよさそうな感じです。
 洗面台はヨメとしては提案されているものよりはだいぶ下のグレードですが流しの部分の手入れがしやすいものを希望していました。実物をみると確かに流し全体が一つの陶器で形成されているので手入れがしやすいですし、流しの大きさも大きいので使い勝手もよさそうです。見た目はちょっと安っぽいのですが。

 一通り見終わってから始めに応対に出てきたおねーさん(Kさん)に声をかけていろいろと相談することにしました。するとKさんは東日本ハウスに電話をかけてSさんと話し、私達に対する提案内容をFAXしてもらってくれました。浴槽の人造大理石に関しては私は予算の都合から一番下のグレード(フェアトーン)にしようかと思っていたのですが、Kさんはフェアトーンは基本的にFRPで質感のみを人造大理石に似せたものなのでフェアトーンにするならばもう少し頑張ってその上のグレード(エセンヌ)にした方がよいとアドバイスしてくれました。道理でフェアトーンとエセンヌの値段の間に大きな差があるわけだと思いました。これはカタログを見ても判らなかったことなのでこれだけでも来た甲斐があったと思えます。実は先に東日本ハウスに「浴槽は人造大理石で」との希望を伝えたところエセンヌで見積もられていたのを直すつもりでいたのですがこれはそのままにすることにしました。
 ヨメが悩んでいた洗面台もヨメがKさんに話をするとKさんはつい先頃発売になった新しいエルシィというシリーズを見せてくれました。これは手入れのしやすさやバケツの水くみが楽にできるなど使い勝手の点でも非常に考えられたものでヨメも気に入ったようです。これまた来た甲斐があったというものです。ただ東日本ハウスのオリジナル品としての扱いではないため値引きがあまり期待できないのが残念なところではありました。しかし毎日使うものですからそこは妥協はせずにこれにすることにしました。
 こうしてこの日に話し合って決めた内容は東日本ハウスのSさんにもFAXで伝えられました。また、ラッキーなことに後日洗面台のエルシィシリーズも東日本ハウスのオリジナル品にラインナップされたのでした。

サンウェーブ郡山ショールーム
 INAXのショールームとは通りを挟んで向かいにありました。しかし思ったよりも小規模なところで肝心の食器棚の実物はありませんでした。ここには私達の現在の仕様図面が東日本ハウスから流れているようで、名前を言うだけですぐに図面が出てきました。食器棚の実物は無かったのですが、流し台下の引き出しの実物をみることはできてヨメもほぼ仕様を決めたようです。

やはり実物を見るのと見ないのとでは大きな差があるというのが実感です。
 後日、食器棚に関してヨメはサンウェーブのものは使わないと決めました。別に実物が見れなかったからというわけではなくて約1/3の値段で同等のものが近所の家具屋さんでそろうということが判ったからです。同じメーカーの食器棚を使うメリットはデザインの統一性があることくらいで、間取りの上で流し台はリビングや茶の間からは見えないので食器棚と流し台のデザインを揃える意味も実はあまり無いというのがヨメの主張でした。おかげでかなりコストが浮いたので他にまわすことができます。