メーカー決め

 通常、家を建てようと思えば地元の工務店やハウスメーカーなどいろいろなところに話をしてそれぞれにプランを提出させて比較して・・・ということをするものと思います。しかし、うちの場合以前からヨメは家を建てるなら木の家がいいと話していたのを私の両親が覚えていて、それを両親が知り合いに話したところ「木造ならばここでしょう」ということであるメーカーを紹介されていました。私も木造が希望でしたし幸いそのメーカーであれば真壁造りの和室をはじめとした私の他の希望もほとんどかなうので私としても異存はありませんでした。それでも一応住宅展示場に行ってみたり、そのメーカーの建築現場見学会に行ってみたりした上でそのメーカーに決めました。

以上のような経緯で私達が決めたメーカーは東日本ハウスでした。このメーカーの特長を挙げるとすれば;

1.木造軸組工法(主に檜無垢材)+パネルによる「新木造システム」
2.注文住宅専門(最近建て売りを始めたようですが・・)
3.営業マン窓口一貫サービス
4.大工さんは準社員扱い(一般的な下請けよりはいい加減なことはできない・・だろうと期待
5.etc.

といったところでしょうか。耐震性・断熱性・気密性の点では同じ木造でも2×4工法の方が優れているのでしょうが、このメーカーの工法であればほぼ同様の性能が期待できそうですし基本的には軸組工法ですから真壁造りの和室もできて(2X4工法では実現不可能)将来的な増改築も容易に可能です。
 

 Webで建築日記を綴った数あるサイトをみると家造りにおいてはメーカーそのものよりも営業マンとの相性が成功の鍵を握るようです。当然うちの場合も担当のSさんという営業マンがついています。このSさん、まだ20代で若いのですが非常に人当たりがよくてコロコロと変わる私達の希望もニ〜コニコ笑いながら聞いてくれる一方で彼の経験から譲れないところは(やんわりと、しかししっかりと)否定してくれます。家造りに関してはド素人の私達への説明も絵を描きつつ(しかも3Dで)解りやすく説明してくれるところは同じサービス業に携わる者としては評価するところです。もう何度か彼の訪問を受けていますが、いつもほとんど予定時刻通り(時報が鳴る時間であれば時報と同時だろう)にチャイムが鳴るのもすごいところです。このメーカーはプランニングからアフターケアまでこの営業マンが窓口になるシステムをとっているだけに、とりあえず私達からみてSさんは「当たり」だったので一安心です。むしろ、いつも朝早くから夜遅くまで働きづめのようで「そんなんで身体はもつの?」と心配してしまうような感じです。
 あとはこのメーカーは打ち合わせ内容は全てカーボン複写の専用用紙に残すようになっているのでいわゆる「言った、言わない」は起こりにくいシステムになっているのもいいところです。まあ、それでも時々抜けはありますがそれでも打ち合わせの後などに内容を見直すにはとても重宝しています。

 ことが後先ですが、決めた後でWebでいろいろ調べても(それなりに問題もあるようですが)概ね評価は良いようですしメーカーの選定は現在のところここでよかったなと思っています。