検査証明書

2004年4月13日
 引き渡しが済んだ後の4月13日、外構の追加工事の精算などのため営業Sさんがアパートを訪れました。その際に渡されたのがメーカーの竣工検査の際に行われた気密性能検査とホルムアルデヒド気中濃度検査の証明書でした。

※C値:建物の隙間の大きさを示す数値で、気密性能の目安となります。単位はcm2/m2(平方センチメートル/平方メートル)で建物の単位面積あたりどのくらいの面積の隙間があるかを示します。
数値が低いほど優れた性能といえます。

一見すると表彰状そのものですが、左が気密性能証明書、右がホルムアルデヒド気中濃度証明書です。


 工事の竣工検査の項でも書きましたが我が家のC値は2.2でした。営業Sさんによればもっといい値が出るものと思っていたそうです。Sさん自身は話しませんでしたが、これは恐らく我が家が最近変更された新工法(大壁パネルによる工法)で施工されたことに関係するものと推測されます。新工法ではパネルを外からかぶせて柱自体もパネルで覆ってしまうので、柱と柱の間に箱状のパネルをはめ込んでいた前工法よりは理屈の上では気密性が高まるはずです。なのでSさん的には(=メーカー的には)うちのC値に期待していたものと思われます。ちなみに我が家が期待した程の値が出なかった原因は小納戸に集中している配電盤からの空気漏れとのことでした。

これが空気漏れの元凶です(笑)。特に写真右のオール電化機器専用配電盤の中を見ると確かにケーブルの周りと壁との間には隙間がありました。

 配電盤周りをがっちりとシーリングしてから再測定すればもう少しいい値も出るかも知れませんが、C値2.2という値自体は当地の気候を考えれば充分な値ですからそこまでする必要はないと思われます。ちなみに当地はIV地域(北海道はI地域、沖縄県はV地域)なのでC値の基準は5以下となります。
 もう一つのホルムアルデヒド気中濃度証明書に書かれた濃度は0.03PPMでした。ホルムアルデヒドに関しては今更説明の必要もない位に有名なシックハウス症候群の原因物質の代表ですが、これの基準値は0.08PPMだそうです。ただ、家自体は「F☆☆☆☆」の部材を使って充分対策されて建てられていますが、後から購入する家具などからの放出があるため今後この値は必ず上昇するそうです。さしあたって搬入された家具をみるとテレビボードは「F☆☆☆☆」の表示があって一安心です。以前からある家具など他の物に関しては定かではありませんが、ずっと狭いアパートでそれらと共に暮らしてきて特に不具合はありませんでしたからさほど心配はないように思います。今後の物に関しては・・ここは24時間換気システムに期待でしょうか?