引っ越し

2004年4月11日〜17日
 4月11日に引き渡しが済んで17日に引っ越しです。就職してから数えて今回で9回目の引っ越しになります。さすがに今回が最後になるでしょう。
 引っ越しの日取りは以前から決まっていたので3月半ば過ぎ頃からはアパートの中が引っ越し体制になっていました。ヨメもお父さんが転勤職だったこともあって引っ越しは慣れっこです。とりあえず使わない物やマンガ類から荷造り、物置として使用している部屋に段ボールの山が築かれていきました。引っ越しは専門業者に依頼しここ2回は「♪引っ越しのぉ〜サカイっ♪」でした。CMで言うほど「勉強」しているとは思いませんが社員教育が徹底していて非常に手際よくかつ丁寧な仕事をしてくれるので今回もサカイを利用します。私達の引っ越しではまず私がMacで各部屋に番号を書き入れた新居の間取り図を作成します。ヨメは宛名ラベル用のタックシールを買い込んでこれに運び込む部屋の番号を書いて荷造った箱(上面と側面)や家具に貼り付けるようにしています。あとは引っ越しの時に新居の入り口や廊下に部屋番号入りの間取り図を貼り付けておけば引っ越し業者のスタッフは図をみて該当する番号の部屋に荷物を搬入するだけになります。業者さん側からみてもいちいち搬入先を訊かずに済むのでこの方法は好評でした。

 アパートには千葉の家(一軒家)で使用していた下駄箱やテレビボードなど今後使用するアテのないものが結構な数ありました。下駄箱などは使用期間が1年ちょっとですし、私達の所有する靴が多くない(私などはサンダル含めて4足で足りてます)こともあってほぼ新品同様です。他の物も捨てるのがもったいないので今回はリサイクルショップに買い取ってもらうことにしました。電話1本で査定と引き取りに来てくれて、たいした額ではないもののお金も入りますし物が無駄にならないので気持ちの上で楽です。後日そのショップに行ってみると私達が売ったものが陳列されていて、そのまた後日には売れて無くなっているのをみると結構嬉しいものです。こうしてリサイクルに出せたものの他、使わなくなった17inchCRTディスプレイはメーカーのパソコンリサイクルに沿って処分したりして(ちなみに処分料4000円かかりました)それなりに荷物を減らすことができました。

 11日の引き渡しの日から引っ越しの17日までに運べる物は運んでおく予定でした。13日には昨年9月に購入していたテレビボードが搬入されたので引っ越し前にアンプやスピーカーを搬入しテレビボードに据え付けてあとはテレビを載せて繋ぐだけの状態に配線を済ませておきました。テレビボード自体が重い上、テレビ(36型CRT)の重量が90kgあるので一度テレビを載せてしまったら動かせなくなってしまうと考えたからです。家具屋さんがフローリングを傷つけないようにとボードの下面に滑るシートを貼り付けていってくれたのは本当にありがたかったです。こうして引っ越しまでの約1週間の間に新たに購入した家具や自前で運べるものの搬入があって、引っ越し前日の16日はエコキュートや電気蓄熱式暖房機の起動と動作確認を兼ねて一足先に新居に泊まることにしました。

 今回の引っ越しは土曜日なので午前中は私は仕事になります。よって搬出と搬入の途中まではヨメ一人で作業にあたりました。

●テレビボード


リビングの問題点」で大型テレビやAV機器を置くスペースがないということで出窓だったところをテレビスペースにしたわけですが、それが決まった日に購入したテレビボードです。幅180cmで元出窓のスペースにぴったりでした。

AV機器を収納できるスペースを開けてみました。扉の黒く見える帯状のパネルは透明なので扉を閉めたままでもリモコン操作ができます。また各スペースは後ろで繋がっていて、天板にも2カ所ほどケーブルを通す孔があるので配線の融通もききます。

テレビスペースの壁に来ているリアスピーカー配線やLAN、コンセントをボード内に引き込んだ後AVアンプやVHSデッキ、HDD/DVDレコーダーを設置し配線しました。スピーカーはスペースの関係でトールボーイ型ではなくブックシェルフ型にせざるを得ず写真のようにローボード上に設置しました。ここには無線LAN基地のAirMacExtremeBaseStationと外付けアンテナも設置しました。

引き渡しの日に発覚した右リアスピーカー配線の位置ずれは15日に修正工事が終了しました。クロスの張り替えがあったはずなのですが全くその痕が判らない状態です。ブラケットの取り付けもしてもらったのであとはスピーカーを取り付けました。

 引き渡しのときに工事担当SKさんにクロスの余りをどうするかを訊かれました。余ったクロスは和室の押入に置いてありましたが、これは後の補修の時のためにできればとって置いて欲しいとのことでした。同じ品番でもロットが違えば微妙に色が違ってしまうため後に補修した際にはっきりそれと判ってしまうそうです。

図らずも今回のスピーカーの件でクロスをとっておく重要性がよく認識できました。なので余ったクロスは陽が当たらないように紙で養生してクロゼットの奥の方にしまっておくことにしました。


●引っ越し


仕事を終えて新居に帰ると荷物搬入の真っ最中でした。引っ越しのときでもないとお目にかかれないものというのはかならずあって手前に写っている青い犬型のバッグは・・ここ2年以上起動していないAIBO(ERS-111)でした。その下は昨年の私のダイエット(-12kg/5ヶ月)に貢献したミニステッパーです。懐かしい・・。

リビングのフルオープンウインドウを開けてウッドデッキが見えます。ここは絶好の搬入口となりました。みるみるうちに段ボール箱ジャングルができていきます。

書斎には本棚が搬入完了していました。左側はかつては「トログッズ棚」として使っていましたが今回から本来の任務に戻すことにしました。奥に見えるのは新築祝いに両親に買ってもらった本棚です。マンガなんかは入れられない雰囲気です(笑)。

あれよあれよと言っている間に搬入が終了し確認のサインをしてサカイのスタッフをお見送りです。
 たった3人のスタッフ(うち一人は女性)でしたが極めて手際よく作業が進み、2人暮らしの割には大量の荷物だったにもかかわらず搬出・運搬・搬入を4時間弱で終了してしまいました。相変わらず接遇もしっかりしていて気持ちのいい仕事ぶりでした。次の引っ越しもお願いすることでしょう・・もしその機会があれば、ですが(笑)。

●書斎


リビングの他に私の巣となる書斎にも自分専用のAV機器を設置することにしました。この際なので小遣い貯金をはたいて自分専用のHDD/DVDレコーダーも購入しました。MacもUSBオーディオアダプタやFireWireによるメディアコンバータを介してこれらに接続しています。またこれを機会にbrotherのレーザー複合機も導入しました。これらの配線作業だけでほぼ半日を費やしました。個人的に配線作業は大好きでこのようにラインが絡み合っているのを見ると嬉しくなってしまいます。かつてYMOのライブで後ろにそびえ立っていたパッチケーブルだらけモジュラーシンセを思い出します(ちょっとマニアックですが)。

18日の夜、悪戦苦闘の末どうにか機器の配線・設置が終了しました。また書籍類も本棚に収め終わり部屋らしくなりました。

新しいMacスペースです。これまでは座机でしたが長時間の作業は腰にくるようになってきたので机と椅子ということになりました。カウンターは幅3mあるので22inchと18inchのディスプレイを配置してもまだ余裕があります。

●キッチン・洗面所


ヨメの城、キッチンにも新しい冷蔵庫(プロフリーザ!)と食器棚が搬入されました。食器棚が決まるまでには大変な紆余曲折がありました(ただ単に目移りしてただけって話も・・)。流し台と冷蔵庫・食器棚との間は1m前後で予想通り狭くなりました。ただ、ヨメは「振り返れば冷蔵庫にアクセスできる」という目的が達せられたととらえているようです。

茶の間のカウンターからとりました。吊り戸棚がないので茶の間の照明を点けるとキッチンの照明が要らない位になります。

これは引っ越し前の状態ですが、畳が入って掘り炬燵が設置された茶の間です。ここで食事をするのですが、食後の食器をカウンター越しに直接流しに片づけられるのは意外なメリットでした。

洗面所です。洗濯機・乾燥機の設置も終わり、私のシェーバーや電動歯ブラシなども置かれました。洗濯機スペースにはパンがなく排水口は直接床に開いていました。
ミラーキャビネット脇の片開き窓と引き出しカウンターの幅がぴったり揃っています。上側にも採光用に固定窓を付けたおかげで北側にもかかわらず充分な明るさを確保できました。こうした窓の配置は注文住宅ならではだなと思わされます。

●片づけも峠を越しました


20日、怒濤の後かたづけも一段落しようやくリビングにカーペットをしくことができました。23日にここにソファとテーブルが来る予定です。
とりあえずこの時点では床に座って前のアパートで使っていた小型コタツ(60cm角)で過ごしています。

 引っ越し後3日で1階部分は大体片づけが終わりました。まだまだ細々としたところは残っていてすっかり落ち着くにはもうしばらく日にちがかかるでしょう。これを書いている時点で新居に4泊したのですがまだまだ自分の家という実感を持つには至りません。さしあたって不都合を感じることは全くありませんが、まだまだ浮かれ気分が抜けていませんしもう少し冷静になってから見えてくることもあるでしょう。ともあれここでの生活は始まりました。