失敗しない家造り勉強会バスツアー

2005年4月17日
 2月頃に営業Sさんからヨメに電話がありました。4月あたりに東日本ハウスで開催予定のイベントに家造りのOBとして参加してもらえないかとのことでした。私はヨメづてにそれを聞いて、現在折衝中のお客さんたちが数人集まり彼らからの質問を受ける位かなと勝手に軽く考えて引き受けてもよい旨を伝えました。
 その後そのイベントは「失敗しない家造り勉強会バスツアー」と称するもので契約前の方々を対象に1日かけて建築現場や実際に建てて住んでいるお宅を訪問見学し、なおかつ家造りのOBによる失敗しない家造りについてセミナーがあるという盛りだくさんな内容です(ちなみに全社的なイベントだそうな)。で、私が引き受けてしまったのはそのセミナーの講師(といっていいのか?)だったのでした。Webでこのイベントのことはなんとなく知っていたのでもしやとは思っていたのですが、人前で話すことが大の苦手な私にとってはまさに「がちょ〜ん」以外のなにものでもありませんでした。私が話すのは3回催されるうちのラストの回で、この回は特にオール電化住宅に重点が置かれているそうです。予定日の2週間くらい前に営業Sさんが我が家を訪れ、参考にということで東日本ハウス作成の「失敗しない家造り勉強会・お施主様インタビュー」と題したDVDを置いていきました(ソニーのDVDレコーダーで造ったいかにも手作り風のディスクでした)。ともあれ引き受けてしまったからにはやるしかないので私なりに「失敗しない家造り」について考え、DVDも参考にしながら話す内容のリストを作成しました。また、オール電化住宅に重点をおいているとのことなので、こちらは私がWebで公開している光熱費のデータをまとめて配布用の資料を作成しました。
 4月17日当日、緊張しつつ会場に向かうとほんの2、3分遅れでバスが到着しました。お客さん方は食事会があるので私の出番までには少し間がありました。営業Sさんによれば当日ドタキャンがあったりで総勢16、7人(含子供)だそうです。

セミナー風景(東日本ハウスのスタッフの撮影です。)
中央で話しているのが私で、右にヨメと営業Sさん、左は他の営業さんと当地東友会会長(棟梁)です。
学会発表と違って発表原稿があるわけではなく、また聞いている人との距離が近いのでめちゃ緊張しました。

 ド緊張しながらも何とか話し終えて、いくつかの質問を受けました。質問はやはりオール電化に関するものが多く、皆さん関心は高いことが伺えました。予め資料を配布しておいたのでデータに基づいた話であればいくらでも話せるので質疑応答の方がとても楽だったように思います。気が付いてみれば私は予定時間をオーバーして話していたようで、それでなくても押したスケジュールに拍車をかけてしまいました。

 今回この役目を引き受けて改めて自分の家造りについて顧みたわけですが、私達の経験談自体はあまり参考にはならないかなという感じがします。まずメーカーは紹介だったので他社との比較検討は全くしていませんし、全般的に私達の家造りは失敗といえる点が見あたらないのです。むしろ今回のことでメーカー選定、担当営業さんとの相性、担当棟梁を始めとした施工者の技術などキーになるところが自ら選んでいないにもかかわらず奇跡的に上手くかみ合ってくれていたことに気付きました。家造りに関する知識はもとより東日本ハウスというメーカー自体それまで全く知らずに折衝を始めたのですから、そういった意味では今考えれば冷や汗ものです。特に営業さんの当たりはずれという点では本当に運がよかったといえます。実は私達の家の図面を引いていたのは設計のKさんではなく営業Sさんその人で、Sさんは入社後5年は設計をしていたという経歴もつい先日初めて知りました。私達のことを一番よく知ってくれている人が間取りを考え図面を引いていたのですからうまくいかないはずはなかったのです。
 後日上の写真を届けがてら営業Sさんが我が家を訪ねてきてくれました。今回のツアー参加者のうち1組は契約に至り、他の方々も順調に折衝中だそうです。少しでも役にたてたのであれば私としても嬉しい限りです。Sさんが我が家を訪ねるといつも本題よりも雑談の方が多くて時間をとらせてしまいますが、これからも特に用事が無くても時々顔を見せて欲しいなと思います。
 最後に私としては家造りを始める前にこういったツアーに参加してみたかったな、とちょっと考えてしまいました。