入居後1年

6ヶ月点検以降の不具合
 早いもので引き渡しからもう1年が経ってしまいました。前回の6ヶ月点検から期間では;

1.リビング窓のレースシェードのストッパーの不具合
2.和室入り口の襖が閉じなくなった
                          以上2つのトラブルがありました。

 リビング窓のレースシェードは毎日昇降を繰り返していましたが、2月上旬頃にストッパーが効かなくなり上げたままにできなくなりました。

リビング窓のレースシェードです。写真は入居前のものですが、日中は写真のように真ん中くらいでとめておきます。

 とりあえず東日本ハウスに連絡を入れましたが、1ヶ月待っても音沙汰がないため再度連絡してみるとどうやら下請けの業者のところで止まっていたようです。その後業者が来てシェードをみると部品の不良ということで上のワイヤー巻き取り部分の交換になるということでした。修理のため業者はレースシェードそのものを外して持ち帰り、修理を終えて戻ってきたのは約3週間くらい後でした。

 私達は通常各部屋の入り口は全て開けたまま生活しているので、戸の不具合には気付かずに過ごしがちです。和室の戸に関しても今年の3月上旬にたまたま閉めてみようとしたところ半分位のところで引っかかってしまい気付きました。前述のように私達は戸は閉めないで生活するのが普通になっているのでこの不具合はさしあたって支障はなく、数日後にメーカーに連絡しました。さらに数日後、ホームサービス課(メンテ部門)のKさんが来て、襖戸を外して上縁の部分をカンナで2度ほど削ってあっという間に治してくれました。他の押し入れの襖や、窓の障子は今のところ問題はないようです。

2005年4月9日

1年点検
 3月半ば頃にメーカーから1年点検の日時を知らせるハガキが届きました。今回ははじめから土曜日の午後が指定されていました。
 6ヶ月点検同様、今回もホームサービス課のKさんがみえて点検にあたりました。点検する項目は基本的には3ヶ月点検の時と同様のチェックシートに基づいて行われました。

チェック項目(再掲)

項目・部位 確認内容

項目・部位 確認内容
基礎 クラック 仕上材
(クロス)
剥がれ
浮き スキ
変色 ヨレ
外壁 不陸 仕上材
(和室)
割れ
塗装 スキ
コーキング 剥がれ
屋根 割れ 床仕上材 スキ
ズレ 鳴り
変色 変色
ベランダ防水 浮き 電気工事 ガタツキ
割れ 作動
剥がれ 給排水設備 漏れ
雨樋 破損 臭気
外れ ぐらつき
   詰まり
金属建具
可動
住設機器 作動
建付け 漏れ
施錠 ガタツキ
木製建具 可動 その他 床下
建付け 小屋裏
変形 外構

 Kさんは職人気質な人なので個々のチェックもかなり念入りに行います。外壁・外構のチェックに始まり前回同様玄関・ポーチのタイルは全て叩いて、中に入ってからも腰板もほぼ全て叩いて浮き・ブレがないかをチェックしていました。和室入り口の襖のトラブルの後、2階寝室のドアも閉まりが良くないことが判明しこれは事前に知らせてあったのでそれも調整してもらいました。それ以外では玄関ホールの角の1カ所のクロスにスキが出来ていた(私達は全く気が付いていませんでした・・というか補修中当該部をみても判りませんでした)のをコーキング剤で補修していました。

 今回点検でも家本体・外構共に特に大きな問題はみられませんでした。数日前別件で我が家を訪れていた営業Sさんもいっていましたが、今回Kさんも我が家はクロスが暴れが極めて少ないと指摘していました。Kさんによればこの時期に引き渡した物件は概ねこういう傾向があるそうです。やはり冬場の乾燥した季節に工事しているので材料も乾燥し、完成後の暴れが少なくなるとのことでした。

 一通り点検が済むとKさんはキッチンのクリーニングに取りかかりました。これをやっているのはいわき支店だけだと言っていましたが、IHヒーターのパネルに始まりシンク、果ては食洗機や冷蔵庫まで業務用のクリーナーでピカピカに磨いてくれました。「引き渡したときの状態に出来るだけ近い状態にして気分も新たにしてもらいたい」といった旨のことを言っていましたが、そうした心遣いは嬉しいものです。まあ、ヨメとしては6ヶ月点検時の「姑チェック」に近いノリにビビり、前日に網戸や窓、そしてもちろんキッチン周りも掃除していたのでこのクリーニングはある意味フクザツな思いもあったのでは?と思いますが(笑)。

●Kさんのキッチンクリーニング!


 クリーニング後のIHヒーターのパネルです。写真では判りづらいですが、本当にキレイになって、奥のステンレス部分もピカピカになりました。ヨメによればここの汚れは普通のクレンザーでは落ちなかったとのことです。
 今回Kさんのクリーニングでさらにキレイにはなりましたが、もともとIHは日頃から手入れが楽なので周囲のキッチンパネルを始めとして上部の換気扇のフード周りも今だにキレイなままです。

クリーニング後のキッチンです。上のカウンター上にはIHヒーター周りに日頃置いてあるものや、シンクに置いてあるタライが避難しています。

クリーニングによってなかなか落ちなかった水垢がとれて、本当にピカピカになりました。

ついでにKさんは食洗機まで磨いてくれました。千葉の家から使っているもので今年で5年目に突入している機種ですが、御覧のとおり表面はピカピカに戻りました。

 他には24時間換気システムのフィルターのクリーニングもやり方を教わりつつしてもらいました。1年分のホコリはやはりそれなりに溜まっていました。もう少しマメにクリーニングした方がよさそうです。このフィルタは思いの外目が細かい上に厚さもあるのでフィルタリング性能もかなり良さそうな感じです。実は先日私の書斎の換気吹き出口の所からホコリを採取し職場の顕微鏡で観察してみたのですが、少なくとも杉の花粉らしき物はみられませんでした。今回このフィルタを見てみると何となく納得出来た気がします。



 本当にあっという間に1年が過ぎてしまいました。この家で一通りの季節を過ごした訳ですが、改めて振り返ってみるとひいき目無しにしても快適に過ごせたと評価できると思います。実際に生活した上でも各々の生活動線が絡むことはありませんし、ヨメにしてもこだわっただけあって自分の思い通りの動線で家事もしやすいと感じているようです。家自体、採光・風通しも申し分なく、またこの1年大きな地震が数回ありましたが全く問題は起きていません。

 冬場:まず、結露はどこにも一切見られませんでした。風呂上がり、脱衣所となる洗面所の窓が薄く曇ることはありましたが、風呂のドアを全開にしたまま放置しても10数分後には曇りが消失していました。樹脂ペアガラス(YKK-apエピソード70)の効果の他に、24時間全館暖房で家中が常に室温18〜22度に保たれているのが効いていると思われます。また、これのおかげで冬の朝の寝起きが激烈に苦手な私がこの冬は起き出すのに辛い思いをせずに済みました。かなりの電気食いですが蓄熱暖房機に対する不安は完全に払拭されましたし、オール電化の家は空気がキレイだということも実感することができました。(蓄暖は電気食いですが、料金ベースでみるとトータルの光熱費は以前のアパートより安くなりました。詳しくはSoler...の頁参照)

 夏場:夜間の多湿のため除湿で数時間エアコンを使用するのみで日中にエアコンが稼働することはほぼありませんでした。家を建てる前の敷地調査で風の流れまでちゃんと調べられていたこともあってか家の風通りが極めてよく造られていることが実感できました。リビングのフルオープンウインドウの効果も大きいと思います。

 この家での生活も2年目に入ります。こうして記録を付けているため家のことを顧みる機会がありますが、それ以外の普段の生活で家の存在を意識することは殆どありません。ネガティブな点があれば否応無しに意識せざるを得ないわけですが、普段意識に上らないということはそれだけ問題を感じずにいられるということ(単に鈍感という見方もありますが)でその意味では満足のいく家に住めているのだと思います。今後も長いつきあいになる訳ですから時々ちゃんと意識してメンテナンスして行かねばと思います。

2005年4月11日

家のお誕生日?
 昨年の今日引き渡しを受けて、今日はこの家の1周年となります。昨日、ヨメに「誕生日でもすっかー?」と冗談交じりに言っていたのですが・・。本日仕事を終えて帰宅してみると;

ケーキがありました。
しかもごていねいに、
「1才のおたんじょうびおめでとう」
の文字まで・・。
 ヨメによればちゃんとケーキ屋さんに朝方注文を入れて夕方買ってきたとのこと。・・そこまでやるかいなと。

 ただ単にケーキが食べたかっただけなのでは?と思ったりもしますが基本的にイベント事が大好きなヨメにとっては格好の口実だったようです。ともあれ、この際50歳、100歳(さすがに無理?)まで長生きして欲しいものです。