上棟後11週目

2004年2月16日〜22日
 建物の方は先週までで和室を除いて内装もほとんどできあがっていた状態です。今週はようやく外部設備に着工し建物の方も和室の内装がほぼ完了しました。
 本来であれば今週中には木工事が完了し、22日に施主による木完検査が行われる予定でした。しかし木工事は一部未完で24日に完了が延びてしまいました。工事担当のSKさんから先週末にその旨連絡があって、一部未完部分があるが木完検査は予定通り22日にして欲しいとのことでした。私としてはやはり全てが完了した状態で確認したかったのですがそうなると検査が1週間延びてしまいます。少し考えて22日時点で未完になっていると思われる部分を訊いてみると具体的には1階廊下〜リビングの腰板の取り付けのみが残ることになりそうだとのことでした。ちょっと釈然としないものはありますがスケジュールがずれるのもいやなのでとりあえず22日に検査をすることを了承しました。
 外部設備工事は一般に行われる上水道や下水(雨水・汚水)配管の工事以外に敷地の一番奥(間口の反対側)の湿気対策工事も含まれています。事前の敷地環境調査で一番奥の部分は高さ2mの塀になっていて陽が当たりにくく常に地面が湿っていることが確認されていました。雨の日に当該部分をみるとその壁に開いている孔から雨水が私の土地に向かって流れ落ちているような状態で、敷地の角には大きな水たまりができる有様でした。家の配置ではここにリビングと茶の間が来ることになるので何らかの対策が必要だとのことで今回の工事が提案されていました。

●外部設備に着工しました


家の前面部分です。手前が玄関ポーチになります。写真で一番奥に見えるのが問題の2mの塀です。左から続くブロック塀の下も日が当たりづらいため地面が湿りがちでした。よって写真にあるように各々の塀に沿ってその下にU字溝を敷設することになりました。

U字溝を敷設するために塀に沿って地面が掘られています。手前が深くなっているのは集水瓶を埋める所のようです。また、敷設するU字溝の大きさの割に地面の堀りが浅いように思われたのですが、実際には地面に土盛りする予定だそうです。真ん中に写っている白い小さなマンホール様のものが雨水瓶なのですが、これが少し地面から浮いていてこれが地面の高さになるそうです。

敷設予定のU字溝です。私は幅10cm程度のものが敷設されると思っていたのですが、予想に反してかなり本格的なものが使われるようです。

敷地の南西の角です。具体的には一番奥で裏の位置指定道路側に当たるところです。

一番奥の2mの塀に沿った部分です。
これは2月20日の朝の状態です。上の写真の溝の続きになります。

上の写真の2日後です。このようになれば少なくともブロック塀づたいに落ちてくる雨水は排水できるでしょう。

裏側(位置指定道路沿い)の排水管工事の様子です。生活排水(汚水)は都市下水に配管されて雨水排水とは別系統配管です。外見上では升(白いマンホール様のもの)の直径が大きいのが雨水、小さいのが汚水になっているようです。

上の写真の2日後です。赤いパイプは給湯のもので、エコキュートが設置されるところです。(上の写真で壁から赤いコードが出ていますが、これがエコキュートへの電源になります)

外構の時かと思ったら既に家の奥側(茶の間脇)にガーデンパンが設置されていました。水栓はまだついていません。この辺りは雨水升(白いマンホール様のもの)は地面の高さになっているので敷地全体ではまだ地面に傾斜があるようです。

上の写真とは反対、家の間口側(和室脇)にも雨水升がありますがここは地面から浮いています。

●和室ができてきました


和室の北側になります。押入とその上に神棚、となりは今は床の間で将来的には仏間になります。仏間ははじめは床の高さがフラットだったのですが、ホコリが入りやすいからというヨメの意見で約10cmほど床が上げられて結局は床の間のようになってしまいました。

神棚です。はじめは両端に格子飾りがつく予定でしたが掃除がしづらいのでこのようなシンプルな形になりました。これはこれでカッコいいかなと。

和室の天井です。

和室南側の掃き出し窓です。窓の右側の柱が亀裂で交換した柱です。

和室の壁は今のところはエンボスのあるボードが剥きだしになっています。石膏の下塗りを経てジュラクが塗られます。

●内装はほぼ完了しています

リビングの南面を階段から撮りました。テレビスペースの上には既に垂れ壁がついています。ここにエアコンがつきます。

同じく階段からリビングの東側を撮りました。手前が入り口、蓄暖スペース(カウンタ下)、書斎入り口になります。やはり書斎入り口には垂れ壁がない方がすっきりしてよさそうです。

リビングの入り口です。1階のは全て引き戸になっていてリビングのみ写真のようなガラス入りの戸になっています。
奥に窓が写っているのがトイレになります。

リビングの西側です。フルオープンウインドウがついています。今日初めて開けてみましたが、操作感は思ったよりも重いようです。また安全対策なのでしょうが途中何カ所かで開き方がロックされるようになっています。

リビング北側です。リビング階段で階段の天井は2階の天井まで吹き抜けになっていますから相当暖気が溜まりそうです。階段の入り口側がピアノスペースになっています。リビング収納の折り戸の開き勝手(右開き)は未だ修正されていませんでした。検査だったので改めて指摘しておきました。

1階トイレ入り口とその奥の収納です。トイレの床はフローリングのはずでしたが今日みてみるとクッションフロア用に施工されていました。これは現場サイドの間違いだったようです。本来であれば修正なのでしょうが、ヨメは最後までトイレのフローリングに対してはためらいがあったので結局ここはこのままクッションフロアにすることになりました。

1階の小納戸です。キッチンと洗面所に挟まれたところでリビングの裏手にあたります。写真は洗面所側から撮ったもので、奥にはキッチンの食品庫が見えています。階段下のスペースを利用して現在使用中のタンスを入れるスペース(手前側)と衣装ケースを入れるスペース(奥側)を作りました。ここの壁の上に配電盤が設置されます。

同じ小納戸で、上の写真の反対側の壁です。棚とステンポールが設置されています。ここでステンポールの設置位置が壁から離れすぎている(40cm)のにヨメが気付きこれを30cmの位置にしてもらうことにしました。これだと衣装の手前側半分がホコリをかぶってしまいます。

和室入り口から玄関ホール、1階廊下を撮りました。飾り棚の垂れ壁もできあがっています。当初はラウンド形状の予定でしたが、結局は写真のようにシンプルな直線的なものになりました。

玄関ホールの掃き出し窓脇です。木完検査だったわけですが、腰板の取り付け工事のみが完了していない状態でした。一応こんな感じで腰板がつきますよ〜的に一枚だけ腰板が取り付けられていました。色合い的にはフローリングとのマッチングも問題なさそうです。

施主木完検査では主にスイッチ・コンセントの位置や各造作のチェックを中心にみてまわりました。これまでの現場通いの途中途中でその都度指摘してきたこともありこの日での指摘項目はそれ程多くなく、特に大きな問題もないようです。今回の指摘項目としては;

・1階トイレの床(フローリングだったはずがクッションフロアになっている・・結局このまま施工)
・リビング収納折り戸の開き勝手の修正(右開き→左開きに)
・1階小納戸のステンポールの位置修正(壁から40cm→30cmに)
・リビングと洗面所のホスクリーンの取り付け位置最終確認

トイレの床の件についてはクッションフロアのデザインを決めねばならないので来週の日曜日に支店でサンプルをみながら決めることになりました。なんのかんのいっても結局は洗面所のものと同じになりそうな雰囲気ですが。
 他に話し合われたこととしては畳の搬入時期でした。建物の竣工は3月15日の予定なのですが、引き渡しは4月11日の予定です。竣工時に畳を入れてしまうと約1ヶ月もそのままになってしまうので畳は引き渡し直前に入れてもらうようにしました。腰板の工事は残っていますがこれとて23日には終了予定です。ひょっとするとO棟梁とももうお別れなのでしょうか。だとすればちょっと寂しい今日この頃です。