上棟後12週目

2004年2月23日〜29日
 22日の施主木完検査に引き続き24日にはメーカーによる木完検査が行われたようで、その実施を知らせるハガキが届きました。ただ、このハガキで気になるのは結果について何も書かれていないことです。まあ、大きな問題があるとは思いませんがもうちょっと具体的に検査の内容や結果について知らせてくれてもいいかなと思います。

 木工事完了検査が行われたとはいえ、実はまだ木工事は残っていました。私が22日にみた時点では1階の腰板の取り付けが未完成でしたが、29日では極一部ですが腰板の取り付けがまだ終わっていませんでした。工事全体の進捗としてはヨメの観察では今週は最低でも3日間は工事が行われていなかった(日中現場のゲートが閉じられていた)ようです。29日に工事担当のSKさんとの打ち合わせがあったのですが、進捗状況について訊いてみるとうちの場合は残工事があることはまずない、とのことです。確かに建物はあとはクロス貼り、トイレ・洗面台などの設備、照明・カーテン、和室や茶の間の建具の取り付けが残る程度ですし残すところは外構のみ、という状態になりつつあります。ということでSKさんの言葉を信じて、引っ越しの日程をかねてから予定していた4月17日に決定しました。

●1階腰板の取り付けがほぼ完了してました


1階は玄関ホール、廊下、リビング周りに腰板をつけることになっています。22日の木完検査ではその取り付けが終了していませんでしたが29日に見てみると極一部を除いて取り付けが完了していました。

左は22日の写真で上は29日です。このように腰板がつきました。
 ちなみに左の写真で一枚だけ腰板がついているところの壁材が白色調で掃き出し窓がある側の壁材と色が違っています。これは光の関係ではなくて腰板の付いている白い壁が耐力壁になっているためです。通常の壁材は石膏ボードですが耐力壁になるところはダイライトMKという名前の材料になっていました。

玄関です。箱が積まれている所の壁も耐力壁のため白色調です。

玄関ドアの両脇に腰板があります。玄関ドアは手違いで内側が木目調のものが付いてしまった(上棟後2週目参照)のですがこうしてみるとかえってその方が良かったかなと思います。

1階の廊下をリビング入り口から撮りました。腰板があるとなんとなく引き締まって見えます。奥に和室が見えています。左に暗く写っているところが1階のトイレになります。

リビングの北側の壁です。ピアノスペースのところにも腰板がつきました。また、階段に手摺りがついていました。ヨメによればこの手摺りは継ぎ手の部分がうまくできていて、掴まっても袖が引っかからないようになっているそうです。その他、太さや勾配のピッチなど手摺りには極めて厳しいヨメの目にも合格のようです。

茶の間と掃き出し窓です。さすがに茶の間の壁には腰板はつきません。写真で腰板の付いている壁の所にインターホン・太陽光発電モニタ(エコノナビット)がつきます。

●収納の棚板が取り付けられてきました


キッチンの食品庫です。棚板は全て可動式ですが、一応あらかじめ希望の高さを伝えてありました。

リビング収納にも棚板がついていました。一番下の板は高さが60cmで固定されていて上3枚が可動式です。
 写真の通り、今のところ折り戸の開き勝手はまだ修正されていないようです(まだ右開きのまま)。
 この他、トイレ脇の収納も棚板の取り付けが終了していました。しかし階段下収納と1階廊下の飾り棚下の地袋収納は未だ棚板が取り付けられていませんでした。

●その他


和室の床の間(実は仏間)です。前回は養生紙が載っていて見えなかったので改めて撮ってみました。

写真では判りづらいですが、和室の壁は下塗りがされていました。まだ乾燥が不十分な状態だそうで、乾燥したらいよいよジュラクが塗られます。

茶の間のカウンター下は畳ではなく板(フローリング)にすることになっていましたが、それが完了していました。ここにはちょっとした収納棚を置くことができそうです。

内装ではないですが2階の掃き出し窓には物干しが取り付けられていました。ヨメの希望の高さにしたわけですが、結局窓の上縁に揃っていてデフォルトと変わらなかったりしています。

●1階小納戸のステンポールの位置修正完了


22日の木完検査で指摘していた1階小納戸のステンポールの取り付け位置が修正されていました。
(壁から40cm→30cmに)

左は22日、上は29日です。ポールの位置が壁側に修正されています。

●外部設備工事


家の正面です。既にU字溝の敷設が終わり蓋してありました。ブロック塀とU字溝の間には10cm程度の隙間があってここには砂利を敷くことになっているそうです。水はけを良くする一方で土が溝に流れ込まないようにするためです。

上の写真の奥の突き当たり部分です。最も湿気やすいところです。南側の高さ2mのブロック塀との間にも同様に10cmの隙間が空いています。

家の裏側(位置指定道路側)です。エコキュートを設置するための土台が作られていました。予定では3月の第1週中にはエコキュートが設置される予定だそうです。


外構工事の追加
 29日には外構についても打ち合わせがありました。ここにきて外構に関しては問題が出てきてしまいました。
 そもそも敷地は土盛りされており裏の位置指定道路側にあるブロック塀で支えられている格好になります。このブロック塀は間口の道路から奥に向かって段々と高くなっていて敷地もそれに沿って傾斜しているような格好です。これは下の写真をみるとよく判ります。

写真は2月14日に裏の位置指定道路から撮りました。黄色い矢印が私の敷地を支えているブロック塀です。奥に行くに従って階段状に高くなっているのが判ります。


 家の基礎は間口の道路から約60cm高くなっていて家の間口側(和室側)と駐車場(ここは道路と同じ高さ、つまり家からは60cm低くなります)の間には約5mのスペースがあります。上の写真の左が間口側(和室側)ですが、つまりここに道路から60cm高くなった土のスペースができるということになります。問題はこのスペースを水平にするには位置指定道路側のブロック塀の高さが足りなくなる、ということでした。

家の裏側です。黄色の矢印で示す雨水升が地面から飛び出しています。写真にある汚水用の升も地面から飛び出ていますがこれらの高さが地面の高さになります。写真では判りづらいのですが、矢印の雨水升がある所までがブロック塀があってそれより向こうになるとブロック塀が一段低くなっているのです。

和室脇の写真ですが雨水升が飛び出ています。この位置では問題のブロック塀は一段分(約20cm)低いため土盛りができません。


 「それならばブロック塀を高くすればいい」と誰でも考えるでしょうが、最大の問題はこのブロック塀は私の物ではない・・つまり私の土地ではないということなのでした。なので勝手にブロック塀の高さを変えることはできないのです。もともとそれは承知していて裏側にフェンスを立てるのもブロック塀の内側に別に基礎を作ってフェンス用の柱を立てることになっていました。しかしここに来てこのような事になってしまいました。冷静に考えてみればプランニング段階であらかじめ対策を取れなかったものか?とも思うのですが排水勾配を得るためには仕方なかったのかもしれませんし、今更四の五のいっても始まりません。現実問題として高さが足りなくなる部分は自分の土地部分に独自に塀を作らざるを得ないようです。釈然としないものが残りますが、とにかくその方法で工事することになりました。
 外構に関してはこの他はとくに大きな問題はなくこの日にリウッドデッキの色、カーポートのパネルの色(ブルーに決定)、門柱・門扉のデザイン、外水栓の仕様などを最終的に確認しました。

 次週にはクロス貼りにかかります。早ければ3月5日には終わるかもしれないとのことですが、恐らく来週までかかるでしょう。見通しとしては竣工は予定通りにできる感じではあります。