契約
2003年9月9日
この日は仮契約でした。途中紆余曲折はあったものの、とにかくこのまま家造りを継続できる目処はたったので仮契約を結ぶことにしました。
その後の検討内容は;
●外壁:デフォルトでは16mm厚のサイディングとなっています。提案ではリビングの出窓、書斎窓脇のパイピングスペース、玄関の支柱の3カ所はデザイン上アクセントをつけるために彫りの深い21mmあるいは25mmのサイディングを使用しては?ということになっています。しかしこれにより発生する差額が結構ばかにならず、これは検討課題として残しました。
●和室:和室は当初、1.5間ずつで押入と床の間が付いていました。しかし私は長男ですからいずれ実家にある仏壇を引き継がねばなりません。また神棚もないので床の間は取りやめにして0.5間の仏間と1間の押入の上に神棚をつけてもらうことにしました。
●書斎:始めは作りつけの本棚がありましたが、部屋のレイアウトが制限されるので取りやめに。また机は入れずに幅3mのカウンターを作りつけてもらうことになっていたのですが、奥行きが55cmとやや浅いので60cmにしてもらいました。
●ウッドデッキ:見た目にはカッコいいのですが、後々のメンテナンスが大変そうです。Sさんによれば防腐剤を毎年塗布すればいいとのことですが、Webを当たってみるとどうメンテしても数年で張り替えが必要になってくるようです。ウッドデッキ自体は欲しい気もしますし、かといってメンテは大変そう・・ということで、ここは質感は多少劣ってもリウッド(木粉を使った樹脂)を使ったウッドデッキにしました。これならばメンテナンスフリーです。その後いろいろと変更に次ぐ変更はあったのですが、結局はリウッドデッキの規格品(3576×2675mm)に落ち着きました。ここでバーベキューをする日は来るのか?
●キッチンの床下収納:千葉で住んでいた家はキッチンに床下収納があったのですが、長年使っていたためかその蓋は歩くとギシギシと凹んでいました。ヨメとしてはこれが大変イヤだったようで床下収納は要らないということになりました。しかし、床下の点検孔は必要になるのでそれを兼ねた床下収納を階段下収納の床に設置することにしました。
●物干し金具:2階バルコニーに物干し竿用のが2セットついていますが、それ以外にポールの取り外し可能な室内物干しを洗面所、リビングにそれぞれ1カ所つけてもらうことにしました。
●玄関・ポーチのタイル:デフォルトでは10cm(だったと・・)のタイルでしたが見栄えの点では30cmにはかないません。ということでデザインは限られるのですが少ない差額で30cmにできるメーカーのオリジナル品にすることにしました。
●リビングの腰板:私達としては外観できるだけ地味に(コストも抑えて)しかし内部はこだわって、というのが基本的な考え方でした。なので1階部分は玄関からリビングまでは腰板をつけることにしました。これがあるとぐっと高級感が出ます。コストもそれなりにかかりますが、これは外壁のコストとの取り合いでどうにかなるかな?ということで、優先順位としてはこちらの方を高くしています。
往々にして契約後や着工後の変更で追加の支出が大きくなってしまうことが多いようですから、本契約前に金額的なことはできるだけ決めておきたいものです。ここまででまだ話し合われていないことのうち大きなものは;
・電気配線、照明プラン
・カーテンプラン
の2つでしょうか。何れも見積りの中に入っていてその額は結構大きく、その予算内に収めることができれば浮いたコストを他に回すこともできるかも知れません。
2003年9月18日
いよいよ本契約です。
まだ検討すべきところが残ってはいるのですが、変更があったにせよそれ程大きなものはないと思われる段階まできたとの判断です。メーカーの支店で契約書の読み合わせをしてから調印です。実印を使うときは結構緊張するものです。とはいっても途中からはペッタン、ペッタンとほとんど機械のようなはんこ押しでしたが。
とりあえずこの時点で契約書を見てみると;
商品名 す やまと す 東日本ハウスの代表的商品です。 仕 様 す オーレックソーラーハウスE す この時点で「オーレック」は商品名ではなく仕様のことだと知りました。 構 造 木造 新木造システムというべきでしょうか。 階 数 二階 屋根葺 陶器瓦 床面積 1階 30.793坪
2階 16.604坪合計47.39坪 (契約書にはありませんが、間取りとしてはリビング・茶の間をLDとすれば5LDKということになるんでしょうか?)
という内容です。契約前に決められるものは決めておくということでしたし、この時点では上にも書いたように大きな変更はないと思っていました。ともあれこれで私の両肩にはズシッと思い物がのしかかってきました。言い方を変えればこの日から借金大王です。わくわく感4割、ため息5割、恐怖感1割のフクザツな心境でした。