キッチンとヨメ

 ヨメの最もこだわりどころ、キッチンです。以前にも書いたとおり家の奥行きが50cm縮まったしわ寄せがきているのでヨメのこだわる流し台に立ったまま振り返るだけで冷蔵庫にアクセスできる、という配置をすると冷蔵庫と流し台の距離が80cm前後しかありません。現在使用している冷蔵庫は結婚当時に購入したもので主冷蔵室はシングルドア(幅60cm)ですからそのスペースを考えるとかなり厳しいと言わざるを得ません。ちょうどおあつらえ向きにというか何というかテレビで奥行きが浅くフロント2ドアで冷蔵庫前のスペースが小さいタイプの冷蔵庫のCMが流れていましたから当然ヨメの興味引きまくりです。確かに最近の冷蔵庫はノンフロンで省エネということですから、予算に余裕があれば(あるのか?え?をい!)この際買い換えもいいかなと思います。というかヨメは80%以上その気ですが。

 仮に今の冷蔵庫をそのまま使うことになっても配置そのものは流し台の対側の壁際(家の南西の角)にくることは決定的です。そうなると当然食器棚、作業台の配置がずれるのですが、ここでまた問題がありました。流し台対側の壁には作業台に合わせて窓があるのですがその位置もずれますし、作業台が勝手口の土間に近づいてしまうので分別ゴミ箱が置けなくなってしまうのです。ここまで考えて、ヨメは今までの生活を振り返り勝手口のある生活をしたことがないということに気付きました。そして勝手口の用途について考え直してみたところ、思いつく物がない!ということで出した結論は「勝手口をつけない」ということでした。勝手口を出ても家の裏の位置指定道路には降りれないですし、北側の道路に行くにも電気温水器が通路をふさいでいるのでゴミ袋を抱えて通行するのは難しいでしょう。となるとゴミ出しは玄関からでも同じだし、いざとなればリビングからも外に出れるので実用上問題ないとの判断でした。これによるヨメの考えたデメリットは掃除の際にゴミの掃き出しができないこと位だそうです。以上をSさんに伝えたところ、Sさんは相当驚いていたそうで(というか「マジで?」というのが本音でしょうけど)ほんと〜にそれでいいのかどうかしつこいほど確認してきたそうです。ともあれ我が家のキッチンからは勝手口が消え去りました。土間が無くなったことで小納戸側に大きなスペースができました。ヨメは現在使用している食器棚をここに置いて本棚として使うことにして、小さな机などを置けばちょっとしたヨメ専用の部屋のようにすることもできるでしょう。後付けですが、入り口が1つ減ればその分防犯上も危険の確率が少し減るでしょうし。

変更前

図面右上の所に土間と勝手口があります。この段階では冷蔵庫は土間に隣接して置かれるようになっていました。この図面からキッチンのカウンターと茶の間の位置関係がよく解ると思います。茶の間は床から35cmの高さになっています。


変更後

冷蔵庫スペースが移動しています。また、土間・勝手口が無くなって、大きなスペースができています。ここはヨメの基地(笑)になる予定です。隣接するクローゼット側の壁には本棚として使う食器棚を置く予定なのでその奥行き分だけ窓の位置をずらしてもらいました。また窓自身も大きなサイズに変更したので明るさがぐっと増したと思います。

 他には食品庫(図面右下、階段に接するところ)が上の変更前の図面では奥行きが100cm以上ありますが、食品庫としては45cmもあれば充分なので大きすぎます。ここでSさんの提案で(これはリビングの頁でも出てきますが)中に中隔をつけてリビング側に奥行き60cmの収納をつけることにしました(名案!!)。変更後の図面を見るとその辺りがよく判ると思います。ともあれキッチンはこれで一段落・・・だと思います。(そうであって欲しい・・)