地鎮祭

 「地鎮祭とは昔からの習わしの祭事で、建築物を建てる場合建築を着手する前にその敷地上に鎮守の神である大地主大神(おおとこのぬしのおおかみ)と産土大神(うぶすなのおおかみ)を祭り、工事の無事完成を祈る行事である。」以上Sさんから頂いた地鎮祭の説明書(?)からでした。ともあれここから工事は始まります。私達は当然初めてのことですし神主の知り合いもいませんからここは全てメーカーにお任せすることにしました。味気ないかもしれませんが、これで身一つで現場に行けば大丈夫です。

2003月11月9日(先勝)
 とうとうやってきましたこの時が。ただし数日前から天候が思わしくなくて予報を見ても雨のようです。7日にSさんと相談し天候によっては日取りをずらす(翌10日(友引)、あるいは13日(大安)の午前中・・私の出勤前)可能性も出てきました。Sさんによれば多少の雨であれば通常はやってしまうとのことです。前日までSさんと電話で相談し予報では午前中は雨ということなので10時の開始時間を11時に遅らせて小雨程度であれば決行ということになりました。当日の起床時(9時頃)はそこそこの降り方でこれまた悩ましいところでしたが、西の空が明るいので11時までには小降りになることを期待して決行することにしました。ヨメはこの日のためにお赤飯を一升分ふかし、神主さんやメーカーの方々(とはいっても2人)等に配ることにしていたので延期になればうちの食事は数日お赤飯攻めになってしまうところでした。実家に寄って両親を拾い現場に向かうとSさん達と神主さんが祭壇の準備をしているところでした。雨はほとんど止んでいる状態で時々頬に雨粒が当たる程度でしたが風が強く肌寒い天気でした。Sさんは念のためにテントを用意してくれていましたから、儀式の最中もほとんど濡れずに済みました。準備が整い滞りなく儀式は終了しこれでいよいよ家造りが始まります。
 地鎮祭後これから約半年にわたって工事が続くので、Sさんと私達夫婦でご近所に挨拶回りをしました。

小雨の中テントを張って地鎮祭です。これは祝詞が奏上されているところでしょうか。

鍬入れの儀。おなじみ(?)の「えいっ!えいっ!えいっ!」です。結構緊張しました。

 予定では建物は年内に鍵をかけて締め切れる状態にして年越しすることになっているのでスケジュール的には結構タイトです。なのでここで地鎮祭が予定通りにできたのは本当に良かったです。また、着工予定は13日でしたがSさんによれば天候にもよるが翌日(10日)から着工してしまうとのことです。早めに着工できれば基礎の養生期間も長くとれますし、多少なりともスケジュールに余裕がとれてラッキーです。ともあれいよいよです。