上棟後15週目

2004年3月16日〜21日

東北電力との契約
 3月17日の昼に現場(とはいっても建物はほぼ出来上がってますが)で話し合いがありました。具体的には東北電力との契約と機器確認の立ち会いでした。我が家の太陽光発電での電力売買に関しての説明(契約書の読み合わせ)があって電力計の確認をしておしまいです。契約の説明の他、法律に基づく諸手続きを東北電力が私に代わって行うことに同意する旨の確認・署名も行いました。
 あくまで今のところですが東北電力は太陽光発電での余剰電力は客への売価(うちの契約の場合約28円/kWh)と同価格で買い取ることになっています。説明の中で買い取り価格の内訳の説明がありました。今回初めて知ったのは電力そのものは3円/kWhにしかならないということでした。残りは付加価値部分(正式名称は失念)で、この部分はユーザーが他の電力会社に売却してもいいそうです。電力会社は販売電力量に応じて一定割合以上の「新エネルギー等電気の利用」を国から義務づけられているそうです(電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法:RPS法)。それは電力会社自身が風力発電などを行う以外に個人宅の太陽光発電からの電力を充てることができるため、それの分を買い取る電力の値段に乗せているということのようです。当然うちは全部東北電力に買い取ってもらうことにしました。

建物の方は21日に施主竣工検査がありました。建物はテレビアンテナの取り付けを除いて97%完成しました。

●カーテンがつけられました


リビングのカーテンです。カーテンレールはシンプルなものにしました。南面の2つの窓はシェードタイプになっています。ドレープは淡いグリーンです。

レースカーテンはインテリア担当Oさんとヨメのバトル(笑)の末この形になりました(ヨメがOさんに丸め込まれたって話もありますが)。ともあれヨメはとても気に入っています。さすがプロは違うなと思わされるところです。
書斎の窓とリビング南面のもう一つの窓です。書斎の窓もシェードにしました。カウンターにはディスプレイを2つ並べて置く予定で通常のカーテンだとそれ越しで開け閉めがしづらいためです。
キッチンカウンターから見た茶の間の窓です。
2階の子供部屋(寝室寄り)の固定小窓です。ここはチェーン式ではなく直接上げ下ろしをするロールスクリーンになっています。ここの掃き出し窓のカーテンは手持ちのを使う予定なのでレールのみの取り付けです。
もう一つの子供部屋です。ここも小窓にはロールスクリーンを使いましたがチェーン式にしました。
玄関ホールの掃き出し窓のカーテンです。奥には畳の敷かれていない和室が見えています。
玄関ドアを開けてポーチから撮りました。カーテンの形はヨメの趣味です。

●電気蓄熱式暖房機(蓄暖)が設置されました


1階廊下に設置される4kWの蓄暖です。手前に積まれているのが中に入れられる蓄熱煉瓦です。
 夜間電力を使ってヒーターで煉瓦に熱を貯め、昼間はそれを放熱することで24時間全館暖房を行います。ファン付きで蓄熱・放熱などはコンピュータによる自動制御です。
リビングカウンター下に設置される7kWの蓄暖です。ちょうど組み立てている最中で煉瓦を詰め終わったところでした。
完成後のリビングの蓄暖です。これで廊下・和室以外の1階部分と2階の一部の暖房を賄います。
2階階段ホールの4kW蓄暖は既に設置が完了していました。

●その他


3月21日の竣工施主検査の際にパワーコンディショナをみると既に稼働していて2.6という表示が。17日に東北電力と契約したので既に太陽光発電システムは稼働し売電されていました。無性に嬉しくなってしまいました。この時は10時半前後でしたが11時半頃には表示が3.2に増えていました。また外の電力計をみると買電メータが停止して売電メータが動いていました。

リビングの掃き出し窓の所には室内用物干し器具、ホスクリーンSPを取り付けました。ここの他に洗面所の天井にも一つ付けてあります。

リビングのエアコンも取り付けられていました。16畳用ですが現在アパートで使用中の8畳用のものよりもかなり小さいです。エアコンは基本的に真壁の柱と柱の間(91cm)に取り付けられるように80cm前後に造られているそうです。

洗面台のアップです。INAXエルシィの売りであるバケツの水くみも楽にできる流し部分です。形もすっきりしているので手入れも楽そうです。
24時間換気システムのメンテナンス孔を兼ねた吸気口です。ここから屋内の空気を吸入し内気と熱交換で暖められた外気を各部屋へダクトで供給するようになっています。
エコキュートのタンク部分を間口の逆側からとりました。
タンクの間口側にあるヒートポンプユニットです。エアコンの室外機と外見は全く同じですが、熱媒体に二酸化炭素を使用しているところが異なります。
 ここにはいずれエコキュートの雨よけ用にストックヤードが取り付けられます。
ウッドデッキ(まだついてませんが)の上に取り付けられたサンブレロIIを伸ばしてみました。取り付け位置が高すぎるかなと思いましたが、こうして目一杯伸ばしてみると先端が左下に写っている茶の間の窓の上縁ギリギリになってますからこの高さでいいようです。実際のところはサンブレロは重く大きな荷重がかかるため取り付けは梁にしかできず、家の構造上この位置にしか付けられなかったようです。
そしてなにより。シートの色は青でオーダーしていたはずが見ての通りベージュのものが付いてました。勿論交換してもらうことになりました。

竣工施主検査
 3月21日の竣工検査に当たっては、17日昼に内部を見てチェックした内容を元に検査でのチェックリストを作成して臨みました。照明のスイッチ(位置・3路、4路スイッチの動作確認)は問題ありませんでしたが、コンセントの口数が異なっている所が2カ所ありました。いずれも2口のものを3口にするだけなので大きな問題ではありません。他の指摘カ所として;

・リビング収納の折り戸開き勝手
 →未だ右開きのまま修正されず
・書斎カウンターの配線孔のサイズ、数
 →予定では3×10cmが、直径3cmの円形の孔だった上、一つ足りなかった
・階段下収納の棚板の取り付けが未完
・サンブレロIIのシート色が違っていた
 →青のはずがベージュ
・リビングへの電話送り配線のモジュラージャックが書斎に付いていない

などが大きなものです。上記の他にも1階トイレのドアの鍵がかからなかったり、2階子供部屋のドア鳴りがしたりといったことがありましたが、これらはその場で工事担当SKさんが調節して直してしまいました。施主による検査に先立ってメーカーの検査が行われていたため指摘点のいくつかはメーカー側でも既に把握していたようです。ちなみにメーカーの検査では気密性能検査も行われていたようです。何故か施主には結果を知らせることはないとのことなのですが、SKさんがC値の測定結果を教えてくれました。我が家はC値2.2なので当地の気候を考えた機密性能としては充分以上なようです(C値は小さいほど気密性が高い)。次回の施主検査はいよいよ引き渡し前の最終チェックになります。指摘点は当然修正することになっていますから、次回はそのチェックと外構の出来具合をみることになります。

引っ越しまで1ヶ月を切ったこともあり施主検査の後は新居で使う予定の家具を購入するため家具屋のハシゴをしました。この日で書斎で使う椅子(なんちゃってアーロンチェア)やソファ、カーペット、ローチェスト等を注文しました。また両親が新築祝いに好きな家具を買ってくれるというので書斎に置く本棚(北海道楢無垢材製!一生持つでしょう)を買ってもらうことにしました。いよいよ新居での生活が現実的になってきました。